<< 上野幸子>> ボーンホルムス・フォルケホイスコーレ/Bornholms folkhøjskole 年があけた1月、2番目の留学先ボーンホルムフォルケホイスコーレに移動しました。ここは芸術を学ぶ学校です。 ボーンホルムは人口43000人のバルト海に浮かぶ島です。ほんとうに「ど田舎」で、冬場など郵便配達人しか見ないこともありました。ここでもデンマーク語の学習を続けました。 コースは陶芸をメインにとりました。 生徒はロンデと同じように35人くらいでしが、平均年齢はロンデより高かったです。 ロンデとボーンホルムの大きな違いは、外国人留学生。ロンデではデンマーク人に囲まれていましたが、ボーンホルムは外国人が多かったですね。これはボーンホルムスフォルケホイスコーレが、芸術を学ぶ場所として外国人に良く知られているからです。アメリカ人、スウェーデン人、ロシア人。作品のレベルも高かったと思います。 また学校では、なにかにつけデンマーク語の後に英語で説明がありました。またバルト三国(ラトビア、エストニア、リトアニア)と友好関係があり、私たちと授業料も違ったようです。芸術が主たる選択でデンマーク語の勉強がメインではないから、芸術コースをとる外国人はデンマーク語の授業に積極的にでませんでした。 学校の雰囲気も違いました。 ロンデの方はひたすらオープンな感じ。生徒に任せておくという感じでしたが、でもボーンホルムはいつも先生方らが生徒のことを気にかけてくれました。ロンデではデンマーク人中心でしたから、デンマーク人の後について何かしていれば良かった。日本人に比べると他の外国人は主張が強い。ボーンホルムではそんな外国人に囲まれて過ごすことが多いので、ある程度主張を強くしなければなりません。私自身は私は飲み込む言葉が多くて、食の方へ走りました。 今から考えると、ロンデは私には少しレベルが高かったと思います。1週間4回のデンマーク語の授業がありましたから。ボーンホルム→ロンデ。逆の方が良かったかもしれません。(うえの さちこ:談) copyright(C) Center of Nordic Study Program |